2026/06/23 18:30
音楽、バラエティ、司会と、韓国でマルチに活躍するヒップホップアーティストのイ・ヨンジが、ワールドツアー【2026 LEE YOUNGJI WORLD TOUR〈2.0〉】 の一環として、6月5日に東京ZEPP HANEDA、6月7日に大阪ZEPP NAMBAにてライブを開催した。本稿では東京公演の様子を中心にお伝えする。
観客でぎっしりの会場が暗転すると、2層構造のステージセット上段に、ピンスポットを浴びながら弾丸ラップを飛ばすイ・ヨンジが登場した。生バンドの分厚い音を従えて、「I Am Lee Young Ji」「GO HIGH」などパワフルな歌とラップで豪快に幕開けを飾る。
昨年は【サマーソニック】での来日はあったが、ワンマンは約1年半ぶりとなり「東京ひさしぶりー! ハロー、ただいま!」と挨拶。「はじめましての人いますか? どこに住んでいますか?」と早速客席とコミュニケーションを始め、「オンナ~!」「オンナじゃない人~!」「オトコは彼女に連れられて来たの? よかったね~」と、覚えている日本語に韓国語と英語をミックスしながら、饒舌な“チャンポン”トークで会場を笑わせる。さすがバラエティ番組で活躍しているだけあって、初めて来た人たちもヨンジワールドに引き込んでゆく。
大ヒット曲「Small Girl(feat. D.O)」、「NOT SORRY」などのミディアム曲では、楽曲に込めた思いも語りながら観客と距離を縮めてゆく。ステージを左右に歩いて客席のファンとアイコンタクトを取りながら、力強いコール&レスポンスを重ねていた。
映像タイムを挟み、最新曲「ROBOT」のイントロに乗ってダンサーたちとステージに再登場、コミカルなロボットダンスを踊りながら爽やかに歌う。「My Cat」では「かわい子ぶりっ子していいですか?」と可愛くキュートなダンスを、「BOOMCAT」ではダンサーたちとエネルギッシュな群舞で魅了した。
ライブ中盤では怒涛のラップメドレーに。「SHOW ME THE MONEY 12 WINNER CYPHER」、MARKとのコラボレーション曲「Fraktsiya」、「DNA Remix」、「Smoke (Prod. Dynamicduo, Padi)」など、ヨンジの言葉がスーパーボールのように会場中を飛び跳ねる。ロングヘアを激しく振り回したかと思うと、客席にペットボトルの水を振り撒いて観客を煽り、会場中がヒートアップした。
「That's My Girl !!!」の前には「自慢したい出来事があった人?」というヨンジの問いに、「彼氏ができた」「韓国語試験で100点を取った」「仕事を辞めた」とファンたちが次々に回答。彼氏ができたというファンには「彼と結婚したらDMして。美味しいもの奢ってあげるから」と友だちのように会話を重ね、「thats ma girl she she(それでこそ私の仲間だ)」と歌詞で称賛する。また自身の着替えタイミングには、ファンにマイクを託して退場。ファンはヨンジになり替わり「Small Girl」を完璧に歌いこなすと、会場も掛け声で一体となるひとときが。ヨンジのファンたちは本人に似てサービス精神が旺盛だ。
アンコールでは、星野源とのコラボ曲「2」を歌いながら登場したヨンジに続き、サプライズで星野源が登場! ヨンジは星野のソウル公演に二度のゲスト出演を果たしているが、日本でのコラボステージは初となる。悲鳴のような歓声のなか、2人は歌声を追いかけ合うようにステージを楽しんだ。
星野が「この(ピンクアッシュの)髪色にしてから今日が初お披露目」と話したところ、驚きながら「髪、すごくかわいいです!」とヨンジ。すかさず「あなたもすごく可愛いです。世界一美しいアーティストだと思っています!」と星野から褒め返し。中学の頃からファンだったという星野に褒められ、少し照れているようだった。
続いてヨンジがカラオケでよく歌うという「Bling-Bang-Bang-Born」を見事な日本語ラップで披露、ラストはBSS(SEVENTEEN)にフィーチャーされた「Fighting」を、エネルギッシュなラップとダンスで圧倒した。
一方で大阪公演では、「ええ感じ!」「ええやん」と時おり関西弁をトークに織り交ぜ、ラップ中に「お好み焼き!」と唐突に放つなど、大阪色全開に。ゲストがない代わりに大阪のみ披露した「TELL ME!」では、客席をパートごとに分けて大合唱。「今日はお好み焼きを食べに行くので、同じお店で会ったら私が奢ります!」と最後までファンを楽しませるトークとパフォーマンスで魅了した。
ソウル、東京、大阪と3都市を終えた本ワールドツアーは、夏に香港と台湾、秋にベルリン、ロンドン公演を予定しているという。「またすぐに来るので、次も必ず遊びに来てください」と彼女が言うように、さらにパワーアップして、我々を感動と笑いの渦に巻き込んでくれることだろう。
Photos by Kazumichi Kokei(東京)、日吉”JP”純平(大阪)
◎セットリスト
1. I Am Lee Young Ji
2. GO HIGH
3. Compromise
4. Dark Room
5. Day & Night
6. ADHD
7. Small girl
8. NOT SORRY
9. ROBOT
10. My Cat
11. BOOMCHAT
12. SHOW ME THE MONEY 12 WINNER CYPHER
13. Fraktsiya
14. DNA
15. BLUECHECK
16. WE
17. Smoke (Prod. Dynamicduo, Padi)
18. That's My Girl !!!
19. WITCH
20. Anxiety
21. Just
22. HUG
23. 2
24. Bling-Bang-Bang-Born
25. TELL ME!(大阪のみ)
26. Fighting
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